オンザロックでおいしく飲めるおすすめの日本酒5選

オンザロック

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すっきり飲める「ロック」は初心者におすすめの飲み方

お酒に氷を浮かべ、しっかりと冷やしつつ溶けだす水で変化する味わいを楽しむ飲み方「ロック」

一般的にはウイスキーなどの蒸留酒で使用される手法ですが、実は日本酒もこの飲み方でおいしく飲めるお酒なんです。

日本酒に氷を浮かべるなんてちょっと抵抗があるかもしれませんが、氷の冷たさはすっきりした印象を強め、溶け出した水は濃すぎる味わいを和らげてくれます。

さっぱりと飲みやすいロックは、暑い夏やお風呂上りに、そして日本酒を飲みなれていない初心者の方にとってもおすすめの飲み方といえるでしょう。

ただし、味わいのバランスや濃度の関係で、全ての銘柄がロックでおいしく飲めるわけではありません。

ここでは、ロックでおいしく飲めるおすすめの銘柄を5つ、ポイントとともにご紹介いたします。

ロックで飲むのを前提として造られた銘柄

白瀧酒造 ロック酒の上善如水 純米

女性や日本酒初心者にも飲みやすい日本酒として知られる「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」シリーズの、ロック用に開発されたバージョンです。

オリジナルはまるで水のように抵抗なく飲めるほどの端麗辛口ですが、こちらはちょっとしたジュース並みの甘口。

しかもアルコール度数10%という低アルコール酒です。

通常、ロック用のお酒は氷が溶けても飲み口が薄くなりすぎないよう、アルコール度数は高めに設定してあります。

しかし、そのようなタイプはグラスに注いだ直後の氷が溶けていない状態だと、日本酒やアルコールが苦手な人には不向きな濃い目のお酒になってしまいます。

その点、「ロック酒の上善如水」は注いだ直後からアルコールをあまり感じない低アルコールなので、初心者にもおいしく飲みやすいのです。

アルコールは低めですが味や香りはしっかりとしており、特に甘味と酸味が一般的な日本酒よりも強めになっているのも大きな特徴。

柑橘系のジュースで作ったカクテルのようなさわやかさは、ロック酒が本領を発揮する夏にぴったりのお酒だといえるでしょう。

まんさくの花 吟醸かち割り原酒

ロック用のお酒としてはめずらしい、辛口に仕立ててある銘柄です。

人の舌は、液体の温度によって味の感じ方が変わるようにできており、一般的には温度が下がるほど甘味を感じにくくなっていきます。

そのため、冷蔵庫で冷やすよりもさらに低温になるロックで飲むお酒は、バランスを取れるようにやや甘口に造られているものが多くなっています。

しかし、この銘柄の場合は甘味を抑える代わりに旨味をしっかりと乗せることでバランスを取っており、辛口なのにロック向きというめずらしい味わいを実現しているのです。

味の濃さはもちろんアルコール度数も高めなので、氷が溶けてきてもしっかりとした日本酒感をちゃんと感じられるのもうれしいポイント。

酒名の通り、かち割り氷を大きめのグラスにごろごろと放り込み、ちょっとワイルドな気分で楽しんでみてください。

ロック専用ではないもののロックでもおいしい銘柄

菊姫 山廃純米 無濾過生原酒

菊姫 山廃純米 無濾過生原酒は日本酒のおいしさをぎゅっと圧縮したような、あらゆる意味で非常に濃厚なお酒です。

「アルコール度が高め」「加水していない原酒なので味わいが濃厚」くらいの銘柄は多々ありますが、このお酒はそんなレベルではありません。

口に含んだ瞬間に粘度すら感じる圧倒的な濃さは、まるで「日本酒のネクター」。

しっかりと乗った旨味と甘味、それでも甘ったるさをまったく感じさせない酸味、渋味、苦味のバランスは、この銘柄でなければなかなか感じられない感覚です。

好みにはまると病み付きになるおいしさではあるのですが、その濃さゆえに日本酒に慣れていない人にはちょっと取っ付きづらい銘柄でもあります。

その点、温度を下げてインパクトを抑えつつ、溶けた氷で濃度も調整できるロックは、初心者がこのお酒を楽しむのにうってつけの飲み方といえます。

大きい氷をひとつ、という方式よりも、クラッシュアイスのような細かな氷を多めに入れた中に注いだほうが、すぐに飲みやすくなるのでおすすめですよ。

賀茂泉 純米吟醸無濾過生原酒 ROCK HOPPER

賀茂泉 純米吟醸無濾過生原酒 ROCK HOPPERはペンギンのラベルが涼しげで可愛い、ギフトにも使いやすい銘柄です。

酒名に「ロック」と入っていますが、これはイワトビペンギン(ロックホッパー)のことで、本来はロック酒用というわけではありません。

しかし、濃厚な旨味とやや高めのアルコール度数、リンゴを思わせる爽やかな香りと広島の地酒らしいかなりはっきりとした甘味は、氷を浮かべて飲むのにも適した特徴といえます。

すっきりと飲みたいときはロックで、日本酒らしい味わいを楽しみたいときは氷を入れずに冷酒でと、好みに合わせて臨機応変に使い分けられる銘柄です。

福顔酒造 バーボン樽で貯蔵した日本酒。

こちらはちょっと変り種の、「蒸留酒の香りをつけた日本酒」です。

バーボンとは穀物を中心とした原料から造られるウイスキーで、独特の香りが特徴の蒸留酒。

蒸留酒を貯蔵していた樽に醸造酒を詰めて香りを利用する手法は、ワインの世界では比較的メジャーですが、日本酒ではかなり珍しい方だといえます。

ウイスキーのように氷を浮かべて、香りを楽しみながらゆっくりと味わうのに適した銘柄です。 アルコール度数は、日本酒としてはやや高めの19度。

ロックにしても薄まりすぎて味気ないという心配はありませんし、バーボンウイスキーのロックよりも度数が低めなので気軽に楽しむことができます。

まさに、日本酒とウイスキーの良いとこ取りのお酒だといえるでしょう。