福島の蔵元と銘酒

千駒外観
蔵見学OK 有賀醸造合資会社



URL http://arinokawa.net/
住所 福島県白河市東釜子本町96
電話 0248-34-2323
主要銘柄 有の川

 清酒の酒蔵としては珍しく、マッコリも造っている蔵元です。
 こちらではただの蔵見学ではなく、日本酒造りの体験をすることができます。
 「本格コース」「短期コース」「一日コース」があり、なんといずれも参加無料(造ったお酒は有料です。体験後の試飲は無料)。
 オリジナルラベルで自分だけのお酒をデザインすることもできます。
 また、イベント用などに甕や樽入りのお酒を買うこともできます。
 樽は一升瓶で120本分の容量がありますので、お祭りなど大規模なイベントにもよさそうです。

蔵見学OK 白河銘醸株式会社



URL http://www.shirakawa-meijo.com/
住所 福島県西白河郡西郷村小田倉中庄司4-2
電話 0248-25-1121
主要銘柄 谷乃越
白河銘醸1

 高い立派な酒よりも、みんなに気軽に飲んで欲しい、との思いで取り組んでいる蔵元です。
 価格を下げるため、純米吟醸なのに紙パック包装、という商品も出しているとのこと。
 HPでは、「地水火風」にちなんだ四本セットのお酒などもあり、普段あまり日本酒を飲まない人でも興味をそそられそうです。
 蔵見学はメールで前日までに問い合わせる必要がありますので、注意しましょう。

蔵見学OK 有限会社 仁井田本家



URL http://www.kinpou.co.jp/
住所 福島県郡山市田村町金沢高屋敷139
電話 024-955-2222
主要銘柄 金寳自然酒
仁井田1
仁井田2

 「自分が飲んでおいしいと思う、米の旨みを感じるお酒」を大前提として、肥料や栽培方法など厳しい条件をクリアした自然米にこだわって造りを行っているとのこと。
 清酒のほか、自然米を使用した塩麹や甘酒、乳酸飲料の「米グルト(マイグルト)」なども販売しています。
 また、蔵見学のほか月に一度の「蔵スイーツ」の会や、自然米栽培と日本酒造りを体験できる「ふれあい体験」も開催していますので、興味のある方は是非HPをチェックしてみてください。

蔵見学OK 株式会社 檜物屋酒造店



URL http://senkonari.com/
住所 福島県二本松市松岡173
電話 0243-23-0164
主要銘柄 千功成
檜物屋1
檜物屋1

 全てのお酒を、「佐瀬式」という手間ひまのかかる方式で搾っている蔵元です。
 佐瀬式とは、もろみを人の手でひとつずつ絞り袋に詰めて上からゆっくりと圧をかけて搾る方式のことで、苦味や渋みのないすっきりとした味わいになります。
 お酒は好きだけど日本酒はちょっと…という方にも、一度試してもらう価値があるかもしれませんね。
 ちなみに酒造としては特徴的な社名ですが、これは酒造業を始める明治七年までヒノキを使った桶や樽などを作る曲げ物屋を営んでいたため、それにちなんでつけたとの事。魚などの干物とは関係ないそうです。
 店頭での販売はもちろん、酒造りのシーズンには蔵見学も行っているとの事。
 予約などは必要ないようですが、見学が目的なら事前に確認はしておいたほうが良いかもしれません。

蔵見学OK 末廣酒造 株式会社



URL http://www.sake-suehiro.jp/
住所 福島県会津若松市日新町12-38
電話 0242-27-0002
主要銘柄 末廣
末廣1
末廣2

 1850年に創業し、1915年には宮内庁御用達にもなった実力派の蔵元。
 また、終戦後の1924年には栃木県宇都宮市で酒瓶の着ぐるみを着て街を練り歩くなど、前代未聞のプロモーションの効果もあり、全国でその名を知られる銘酒になりました。
 高羽哲夫記念館やカフェが併設された蔵ミュージアムの見学はもちろん、毎年11月には純米酒などを自分で作ることができる「蔵人体験」も企画されています。
 一升瓶40本、もしくは四合瓶100本単位での申し込みになりますので、会社や地域での贈答用として申し込むと良いかもしれません。

蔵見学OK 名倉山酒造 株式会社



URL http://www.nagurayama.jp/
住所 福島県会津若松市千石町2-46
電話 0242-22-0844
主要銘柄 名倉山、月弓
名倉山1
名倉山1

 「きれいなあまさ」をモットーに、蒸米と製麹にこだわる蔵元です。
 「変化していく流行の中に、不変の本質がある」という「不易流行」の考え方のように、伝統は守りつつも変化する時代に合わせていく柔軟な発想で、おいしいお酒を追求し続けています。
 HPでは、扱いのある飲食店をメニューなどと共に紹介しています。
 また、予約をすれば見学も可能との事です。

蔵見学OK 小原酒造 株式会社



URL http://www.oharashuzo.co.jp/
住所 福島県喜多方市南町2846
電話 0241-22-0074
主要銘柄 国光、蔵粋(くらしっく)
小原1

 その名の通り、クラシック音楽を聞かせながら醸した「蔵粋(くらしっく)」など、意表をついたシリーズが多くある蔵元です。
 でも、実は300年の歴史ある蔵でもあったりします。
 蔵見学も可能ですので、その独特の仕込み風景を見に行くのも面白いかもしれません。

蔵見学OK 合資会社 大和川酒造店



URL http://www.yauemon.co.jp/
住所 福島県喜多方市寺町4761
電話 0241-22-2233
主要銘柄 弥右衛門

 自社田や契約農家での無農薬米や有機栽培米などに、早くから着手してきた蔵元です。
 現在は、田植えや収獲から実際の仕込を体験できる酒造り体験を実施しており、らでぃっしゅぼーやなどの有機野菜に特化したデリバリーサービスとも提携しています。
 蔵見学や試飲などは随時行っており、200年前に建てられた蔵の空気を体験することができます。

蔵見学OK 合資会社 喜多の華酒造場



URL http://sky.geocities.jp/kitanohana87/
住所 福島県喜多方市前田4924
電話 0241-22-0268
主要銘柄 星自慢、蔵太鼓
喜多の華

 福島県独自のF7-01酵母、TUA酵母、TM-1酵母をつかい、これらの特色を前面に出した酒造りを掲げている蔵元です。
 造りのほとんどが純米酒で、甘口から辛口までバリエーション豊かなラインナップがあります。
 蔵見学は要予約制です。当主がわかりやすく解説してくれますので、はじめての方でも安心して見学することができます。

蔵見学OK 栄川酒造株式会社



URL http://www.eisen.jp/
住所 福島県耶麻郡磐梯町更科中曽根平6841-11
電話 0242-73-2300
主要銘柄 栄川

 社名・銘柄名は「えいせん」と読みます。
 戦時統制によってできた会社が解散し、その代表取締役が設立しました。
 現在、総生産数は約2万石。押しも押されぬ大蔵元です。
 敷地内に、蔵見学と試飲ができる売店「ゆっ蔵」があります。
 見学は造り期間は製造工程まで、それ以外は瓶詰め工場の見学になります。
 なお、西会津町にある「栄川(さかえがわ)酒造合資会社」とは関係はないようです。

蔵見学OK 千駒酒造株式会社



URL http://senkoma-shuzou.co.jp/
住所 福島県白河市年貢町15-1
電話 0248-23-3057
主要銘柄 千駒
千駒1
千駒2

 手を抜くな 楽をしようと思うな!をモットーに、
 「一年で売り切る分だけを造る」
 それぞれの米の特徴を生かした酒造りをする」
 など、堅実なポリシーを掲げています。
 しかし、全体的にはけして堅苦しいほうではなく、米と芋のハーフの焼酎の製造や大吟醸でつけこんだ梅酒を限定販売するなど、遊び心のある商品も企画製造しています。
 白河市公認の萌えキャラ小峰シロとのコラボ酒(清酒・リキュール)などで、白河の観光をPRするなど、楽しみながら柔軟に販路を広げていっています。
 敷地内に千駒ショップ(売店)があり、無料試飲・販売を行っております。

蔵見学OK 笹の川酒造株式会社



URL http://www.sasanokawa.co.jp/
住所 福島県郡山市笹川1-178
電話 024-945-0261
主要銘柄 笹の川
笹の川1
笹の川2

 250年の歴史を持ち、清酒のほか焼酎やウイスキーも造っているというハイブリットな蔵元です。
 近年、リキュールや焼酎を造る蔵は多いのですが、ウイスキーを、それも何十年も前から手がけているのは全国的に見ても珍しいといえます。
 2005年にはその経歴を買われ、「イチローズモルト」の製造にも携わりました。
 好きなお酒を選んでオリジナルラベルを作成するサービスも行っており、しかも依頼本数の制限がありません。
 基本無料ですので、記念日やお土産にも良いかもしれませんね。

若清水酒造株式会社



URL http://wakashimizu.jp/
住所 福島県石川郡平田村北方寺屋敷18
電話 0247-54-2019
主要銘柄 若清水
若清水1
若清水2

 地元で250年以上の歴史を持つ蔵元です。
 どぶろくをイメージしたという、濃厚でまろやかな原酒「やまんば」や、珍しいサルナシのリキュール「さるのさけ」など、個性的なお酒が揃っています。

豊国酒造合資会社



URL http://azuma-toyokuni.com/
住所 福島県石川郡古殿町竹貫114
電話 0247-53-2001
主要銘柄 東豊国
豊国1
豊国2

 普通酒が決まっているからこそ他の酒の味が生きてくる、とのモットーを元に、基本に忠実な酒造りを行っている蔵元です。
 河沼郡会津坂下にある同名の会社とは関係はないようです。

人気酒造株式会社



URL http://www.ninki.co.jp/
住所 福島県二本松市山田470
電話 0243-23-2091
主要銘柄 人気一

 時代とともに変化する酒造りにおいて、「将来求められる酒造りとは」という問いに対する答えとして、合理化をしない手造りの酒、などのこだわりをもつ蔵元です。
 また、全量吟醸造りを行っており、東北ならではの気候や原料による酒造りを追求しています。
 もちろん、未来の酒造がテーマなので、歴史やしがらみにしばられたりはせず、積極的に新しい取り組みにチャレンジしたり、他の作品とのコラボ商品をだしています。
 ウルトラマン基金とコラボした「ウルトラマン基金 地球侵略」シリーズもその一つ。
 ウルトラマンに登場する宇宙怪獣や異星人たちが、地球侵略の一環として宇宙のほかの場所では飲めない最高の日本酒を醸した、というコンセプトで、ラベルやパッケージにウルトラ怪獣たちが登場します。そして売り上げの一部が、ウルトラマン基金を通じて子供たちの未来を創るための活動に役立てられるとのことです。
 他にも、東北原料にこだわった焼酎やリキュール、スパークリング大吟醸など「造りたい酒を造る」のモットーに従ったバラエティ豊かなお酒が多数あります。

奥の松酒造株式会社



URL http://www.okunomatsu.co.jp/
住所 福島県二本松市長命69
電話 0243-22-2153
主要銘柄 奥の松

 300年の歴史を持つ、大蔵元です。
 伝統を受け継ぎながら、近代的な設備も積極的に使用し、均一で高品質なお酒を全国送り出しています。
 蔵見学はできませんが、造りを紹介するVTRや資料の閲覧、試飲や買い物のできる「酒造ギャラリー」があります。
 また、地元向けにラジオによる情報発信をしており、HP上ではバックナンバーを聴くことができます。

大七酒造



URL http://www.daishichi.com/
住所 福島県二本松市竹田1-66
電話 0243-23-0007
主要銘柄 大七
大七1
大七2

 日本酒自体が様々な微生物の織り成す自然とそれを利用する人為の産物であり、合理化・省力化では良い酒はできない、という思想に基づいて、自然と蔵の歴史が造る微生物相を全て利用する生もと造りにこだわる蔵元です。
 酒米を球形ではなく楕円に近い平たい形に精米する「超扁平精米」の技術とあいまって、燗上がりする力強い酒質が生まれるとの事。
 通常日本酒が苦手とする脂系の料理にも負けないため、近年では海外での評価も高く、アメリカやオランダなどの公的な食事会で用いられることもあります。

山口合名会社



URL http://kaisyuichi.blog.ocn.ne.jp/
住所 福島県会津若松市相生町7-17
電話 0242-25-0054
主要銘柄 会州一

 400年近い歴史を持ち、もとは1600坪の敷地を持っていた由緒正しい蔵元。
 しかし、会津戦争の際に新政府軍に蔵を徴収されたり、平成17年に温泉事業が破綻し土地や蔵が担保として買い取られてしまうなど、波乱万丈の蔵でもあります。
 一度は廃業を決心したものの、「歴史ある酒蔵を残したい」という地元の声もあり、平成19年に復活。現在はかつての蔵の隣で、年160石ほどを醸す極小の蔵元となっています。
 ただし、元が数百年の歴史を持つ名醸だけあり、造られるお酒の味はどれも非常に良く、売り出すや否や一部の常連の人たちが買ってしまい瞬く間に売り切れるほどとの事。
 地酒を扱う通販のショップなどに、稀に入荷するということなので、飲んでみたい方は細かくチェックしていましょう。

花春酒造 株式会社



URL http://www.hanaharu.co.jp/
住所 福島県会津若松市神指町中四合小見前24-1
電話 0242-22-0022
主要銘柄 花春
花春1

 300年前に会津藩鶴ヶ城外堀門の一角に店を構え、お城の井戸と水脈を同じくする水で醸した酒で、近隣の武家商家に好評を博した蔵元です。
 伝統的な酒造りを守る一方、イラストレーターがデザインした萌えキャラを、そのキャラクターをイメージしたお酒のパッケージにした「萌酒」など、新しい販路を開く新商品の開発も行っています。

夢心酒造株式会社



URL http://www.yumegokoro.com/
住所 福島県喜多方市北町2932
電話 0241-22-1266
主要銘柄 夢心、奈良萬
夢心1

 歴史ある酒蔵だと、合理化を拒否し全工程手作りを固守することが多いのですが、ここはほぼ全ての工程で機械化が進んでいる蔵元です。
 しかしそれでも評価は高く、全国の鑑評会では酒米五百万石を使用している中ではめずらしい連続金賞を受賞しています。
 近年は全国の日本酒イベントや海外でのコンテストなどにも積極的に出品しており、「地方で有名な酒」で終わらない行動力を見せています。

有限会社 峰の雪酒造場



URL http://minenoyuki.com/
住所 福島県喜多方市桜ガ丘1-17
電話 0241-22-0431
主要銘柄 峰の雪、蔵
峰の雪1
峰の雪2

 日本酒だけでなく、珍しい「蜂蜜酒」を造っている蔵元です。
 会津のトチの花から採れた蜂蜜を使って、酵母を接種して造っているとの事。
 HP内に説明がありますが、ハネムーンの語源にもなったというアルコール全体の中でも古い歴史を有する飲み物ですので、結婚のお祝いなどに求めてみてはいかがでしょうか。

ほまれ酒造株式会社



URL http://www.aizuhomare.jp/
住所 福島県喜多方市松山町村松常盤町2706
電話 0241-22-5151
主要銘柄 会津ほまれ

 昭和24年、全国で親しまれやすいようにと、当時では珍しくひらがなを使用した社名に変更した蔵元。
 その柔軟さで、日本酒のほかに焼酎やリキュール、ゆずや梅などの果実酒、苺を使った濁り酒、さらには酒粕ラスクや酒粕カレーなど、お酒に関わる様々な商品を生み出しています。
 敷地内には1300坪の広大な日本庭園を備えた「雲嶺庵」があり、美しい庭園を眺めながら新鮮なお酒を試飲することができます。

笹正宗酒造 株式会社



URL http://www.sasamasamune.com/
住所 福島県喜多方市上三宮町上三宮籬山675
電話 0241-24-2211
主要銘柄 笹正宗
笹正宗1

 200年前の創業時から、品質第一をモットーとした酒造りを固守してきた堅実な蔵元です。
 ラベルに書道家が指定した名前を書き、その漢字の由来解説書をつける名入れのサービスを行っています。

開当男山酒造



URL http://otokoyama.jp/
住所 福島県南会津郡南会津町中荒井久宝居785
電話 0241-62-0023
主要銘柄 開当男山

 創業者である渡部開当(はるまさ)の名前から社名を取った、男山を冠する酒蔵のひとつです。
 主張しすぎることなく、食事やコミュニケーションを引き立てるお酒を目指しています。

花泉酒造合名会社



URL http://www.hanaizumi.ne.jp/
住所 福島県南会津郡南会津町界中田646-1
電話 0241-73-2029
主要銘柄 花泉
花泉1

 通常の三段仕込に、もち米を使用したもう一段を加える「もち米四段仕込」が特徴の蔵元です。
 「もち米四段仕込」によって、濃厚な旨みのある酒が生まれます。
 もともと、冬季には2mを超える積雪があり、外部からの物流が滞りがちになった地域で、お酒も手に入りづらくなることから、それなら自分たちで作ろう、と創立されたそうです。
 今でも、地域の活性化に貢献するため、「花泉地域づくりproject」として、事務所にある囲炉裏空間を開放したり、郷土料理とお酒を楽しむイベントを行ったりしています。

大天狗酒造 株式会社



URL http://www.daiteng.com/
住所 福島県本宮市本宮九縄18
電話 0243-33-2017
主要銘柄 大天狗

 創業時、それまで倉庫業を営み荷物を預かってきていましたが、酒造業を始めるからと荷物の引取りを顧客にお願いしたところ、引き取り手のない行李が二つ残りました。
 開いてみたところ、中から二つの天狗の面が。これを創業の吉兆と思い、そこから社名・酒名を取ったとの事です。
 以前は焼酎も手がけていましたが、現在は日本酒のみにしぼっているようです。

株式会社 冨沢酒造店



URL http://www.shirafuji-sake.com/
住所 福島県いわき市平高月1
電話 0246-25-2346
主要銘柄 白富士

 約300年にわたって福島でお酒を造り続けてきた蔵元ですが、東日本大震災の原発事故により蔵のある双葉町が全域警戒区域になってしまい、避難を余儀なくされました。
 しかし、その後何とか持ち出せた酵母を使い、花春酒造の酒蔵を借りて「日本再盛酒 白富士 活」を製造。復活の狼煙を上げます。
 その後、訪れたアメリカのシアトルに蔵を再建することを決意。精力的に活動を開始しました。
 2014年にはクラウドファンディングで資金を集め、15年にはアメリカでの仕込みを開始するとのこと。
 現在公式HP上で「白富士 活」のみ購入することが可能です。
 伝統ある蔵元の再起を支援したい方は、ぜひ購入してみてください。

株式会社 鈴木酒造店



URL http://www.iw-kotobuki.co.jp/
住所 福島県双葉郡浪江町請戸東向10
電話 0240-35-2337
主要銘柄 磐城壽、一生幸福

 江戸時代から、福島の沿岸部で酒造りを続けてきた蔵元ですが、その立地から東日本大震災では甚大な被害を受け、しかも蔵のあった地域が避難区域に指定されてしまいました。
 しかしその後、山形県の東洋酒造を吸収する形で活動を再開。
 まったく異なる土地と水で、しかし伝統をつないでいくために酒造りを続けています。
 今の蔵のコンセプトは「人とのご縁を興し、温め、繋げること」。
 元来、港町の漁師たちが厳しい環境の中で縁起を担いで酌み交わしていた喜びの酒は、新たな土地での祝いのときを待っています。

有限会社 佐藤酒造店



URL http://www.fujinoi.com/
住所 福島県郡山市富久山町久保田5
電話 024-922-1763
主要銘柄 藤乃井
佐藤1

 以前は拡販路線で、価格競争に乗ったり首都圏への進出に力を入れていたこともありましたが、現在は地産地消を重視し、地元に根ざした酒造りに取り組む蔵元です。
 HPでは、酒粕料理を紹介するコラムなども掲載されています。

松崎酒造店



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住所 福島県岩瀬郡天栄村下松本要谷47-1
電話 0248-82-2022
主要銘柄 廣戸川

 派手な高級酒ではなく日常毎日飲むお酒を、というコンセプトを貫いている蔵元。
 しかし、だからといって妥協したり同じことだけを繰り返しているのではなく、積極的にイベントを企画したり、小売店と連携して地域に密着しつつ新しい販路を模索しています。
 近年当主の代が変わり、今後の活躍に注目が集まります。
 蔵見学も可能ですが、不定休ですので必ず事前に確認をしましょう。

玄葉本店



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住所 福島県田村市船引町船引北町通41
電話 0247-82-0030
主要銘柄 あぶくま

 近年、蔵主が杜氏を兼任するようになり、どんどんと評価が上がった蔵元です。
 造りの量自体も300石前後と少ないため、最近では手に入れることが困難なほど。
 運よく出会えたら、一度味わってみましょう。

若関酒造株式会社



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住所 福島県郡山市久留米2-98
電話 024-945-0010
主要銘柄 若関、さかみずき

 主役というより、食卓で料理を引き立て、場を盛り上げてくれる「名脇役のようなお酒」をコンセプトにする蔵元。
 造りにおいても「和醸良酒」をモットーに、造り手同士の意思疎通やチームワーク、そして原料となる米や水との縁を大切にするという姿勢を貫いています。 主要銘柄の「さかみずき」は酒宴を意味し、吟醸酒でありながらぬる燗でも楽しめるお酒とのことです。

合名会社 大木代吉本店



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住所 福島県西白河郡矢吹町本町9
電話 0248-42-2161
主要銘柄 自然郷
大木代吉1

 端麗辛口がまだまだ主流の日本酒造りにあって、まったく逆の濃醇旨口の最大化を目指している異端の蔵元です。
 伝統的な経験と勘で造りを行う杜氏と、データをもとに新しい可能性を模索する蔵主が作り出す旨みたっぷりの酒は、いままでの甘口のお酒とは一線を画します。
 さらにその真価が表れているのが、料理酒です。
 なんと、通常の三段仕込にもう三段追加した「六段仕込」を行うことで、清酒とは思えない濃厚な味を作り出しています。
 料理酒でありながらお酒としても優秀で、あるときには銀座の寿司屋で「お酒」として提供されていたほど。
 東日本大震災によって蔵がいくつも倒壊するほどの大被害を被りながらも、いまもなお酒造りに対する変わらぬ情熱を燃やしています。

磐梯酒造株式会社



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住所 福島県耶麻郡磐梯町磐梯金上壇2568
電話 0242-73-2002
主要銘柄 磐梯山
磐梯1
磐梯2

 明治23年創業の小さな蔵元です。
 蔵人たちは、夏は農業、冬は蔵人という昔ながらの働き方で酒造に携わっています。
 通常の日本酒のほか、古代米を使用した赤いお酒を造っています。
 ちょっとクセのある味ですが、一度試してみてはいかがでしょうか。

合資会社 会津錦



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住所 福島県喜多方市高郷町西羽賀2524
電話 0241-44-2144
主要銘柄 会津錦

 平成12年に、当主だけでなく蔵人も一気に世代交代し、現在30代が中心になって作っている蔵元です。
 のるかそるかの「命がけの世代交代」でしたが、これが功を奏して評判を得るようになりました。 主要銘柄の会津錦以外に、「こでらんに」「なじょすんべ」「すっぺったこっぺった」「さすけね」などの会津弁シリーズが有名です。
 ここにあげた会津弁、どんな意味かわかりますか?(答えは、ぜひ検索してみてください。二つ以上入れると、恐らく会津錦の製品がでてきますよ)

合資会社 白井酒造店



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住所 福島県大沼郡会津美里町永井野中町1862
電話 0242-54-3022
主要銘柄 風が吹く、萬代芳

 山廃仕込みと生酒にこだわって造る、若い蔵主の率いる蔵元。
 酒米も、地元の契約農家で有機栽培した五百万石が中心ですが、山廃・生酒・米の種類ともに、100%ではありません。
 こだわりは持ちつつも、それだけに特化してしまわず、いろいろなレパートリーを展開しています。

合資会社 廣木酒造本店



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住所 福島県河沼郡会津坂下町市中二番甲3574
電話 0242-83-2104
主要銘柄 飛露喜、泉川

 いまや全国的な人気酒となった飛露喜の蔵元。
 もとは江戸時代中期から続く地元に根ざした蔵でしたが、長年支えてくれていた杜氏が高齢で引退し、その直後に先代が急逝したことで、現当主の9代目が急遽跡を継ぎました。
 そして、これがダメならもう後がない、という状態で作り出したのが飛露喜でした。
 結果、飛露喜は大ヒットし、月に一度店頭で「特別純米 生詰」の販売をする日には、店の前に行列ができるほどになりました。

合名会社 四家酒造店



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住所 福島県いわき市内郷高坂町中平14
電話 0246-26-3504
主要銘柄 又兵衛

 1845年、川柳の俳号を「竹林亭真酒躬(ちくりんていますみ)=たけばやしの真の酒飲み」としたほど根っからの酒好きであった初代又兵衛が、酒好きが高じて始めたといういわくつきの蔵元です。
 地元で愛される酒を目指して造られる酒は、特徴的でバリエーションも多く、かえって全国にコアなファンが多くできるとのこと。
 かつては故・三国連太郎氏も愛飲したといいます。
 現在も地震からの一日もはやい復興を願い、地元いわき市のお米を使用した「がんばっぺ!いわき」という銘柄のお酒を造るなど、今なお震災の傷跡の残る地元をお酒で励まそうとしています。

有限会社 金水晶酒造店



URL http://www.kinsuisho.com/
住所 福島県福島市松川町本町29
電話 024-567-2011
主要銘柄 金水晶
金水晶1
金水晶2
合名会社 大谷忠吉本店



URL http://www.hakuyou.co.jp/
住所 福島県白河市本町54
電話 0248-23-2030
主要銘柄 白陽
有限会社 渡辺酒造本店



URL http://www.yukikomachi.co.jp/
住所 福島県郡山市西田町三町目桜内10
電話 024-972-2401
主要銘柄 雪小町
合名会社 藤井酒造店



URL http://www.nango41.jp/
住所 福島県東白川郡矢祭町戸塚41
電話 0247-46-3101
主要銘柄 南郷
藤井1
藤井2
佐藤酒造株式会社



URL http://www.boki.co.jp/sake/
住所 福島県田村郡三春町中町67
電話 0247-62-2816
主要銘柄 三春駒
合資会社 辰泉酒造



URL http://www.tatsuizumi.co.jp/
住所 福島県会津若松市上町5-26
電話 0242-22-0504
主要銘柄 辰泉、京の華
辰泉1
鶴乃江酒造 株式会社



URL http://www.d3.dion.ne.jp/~seibo/
住所 福島県会津若松市七日町2-46
電話 0242-27-0139
主要銘柄 会津中将
鶴乃江1
鶴乃江2
高橋庄作酒造店



URL http://homepage3.nifty.com/sakeshou/
住所 福島県会津若松市門田町一ノ堰村東755
電話 0242-27-0108
主要銘柄 会津娘
宮泉銘醸株式会社



URL http://www.miyaizumi.co.jp/
住所 福島県会津若松市東栄町8-7
電話 0242-27-0031
主要銘柄 宮泉
国権酒造株式会社



URL http://www.kokken.co.jp/
住所 福島県南会津郡南会津町田島上町甲4037
電話 0241-62-0036
主要銘柄 国権
会津酒造株式会社



URL http://www.kinmon.aizu.or.jp/
住所 福島県南会津郡南会津町永田穴沢603
電話 0241-62-0012
主要銘柄 会津
合資会社 稲川酒造店



URL http://www.sake-inagawa.com/
住所 福島県耶麻郡猪苗代町新町4916
電話 0242-62-2001
主要銘柄 稲川、七重郎
稲川1
稲川2
豊国酒造合資会社



URL http://aizu-toyokuni.com/
住所 福島県河沼郡会津坂下町市中一番甲3554
電話 0242-83-2521
主要銘柄 豊国
曙酒造 合資会社



URL http://akebono-syuzou.com/
住所 福島県河沼郡会津坂下町戌亥乙2
電話 0242-83-2065
主要銘柄 天明
太平桜酒造 合資会社



URL http://www.sake-iwaki.com/
住所 福島県いわき市常磐下湯長谷町町下92
電話 0246-43-2053
主要銘柄 太平桜
太平桜1