宮城の蔵元と銘酒

萩野外観
蔵見学OK 株式会社 中勇酒造店



URL http://www.mugen-kuramoto.co.jp/
住所 宮城県加美郡加美町南町166
電話 0229-63-2018
主要銘柄 夢幻、鳴瀬川
中勇酒造1
中勇酒造2

 500石あまりの小さな蔵ですが、米は手磨ぎ、昔ながらのと和釜を使い、貯蔵は全て瓶貯蔵というこだわりの酒造りをしています。

 一年に一度の蔵開きのほか、地元学校の生徒による体験学習や「天上夢幻会」のイベントなどを行っており、一週間前までに予約を入れれば見学も可能です。

 ただし、仕込み時期や諸般の事情により不可の事もあるということですので、まずは問い合わせて見ましょう。

蔵見学OK 株式会社 佐浦



URL http://www.urakasumi.com/
住所 宮城県塩竈市本町2−19
電話 022-362-4165
主要銘柄 浦霞

 蔵名よりも、主要銘柄「浦霞」の名で全国に知られる大蔵元

 まだ日本酒にそんなに詳しくない、という方でも、飲んだことがある方は多いのではないでしょうか。

 300年近い歴史がある蔵であり、いまや日本全国だけでなく海外へも積極的に売り出していますが、「誠実な酒造り」と「地元を中心とした信頼関係を重視する」という素朴な方針を掲げる蔵でもあります。

 また、昭和10年から続く東北最古のゴルフコースを運営する会社でもあります。宮城県への観光の際には、蔵見学と共に訪れてみるのも良いかもしれません。

蔵見学OK 株式会社 一ノ蔵



URL http://www.ichinokura.co.jp/
住所 宮城県大崎市 松山千石字大欅14
電話 0229-55-3322
主要銘柄 一ノ蔵
一ノ蔵1
一ノ蔵2

 昭和48年に、四つの蔵が合併して創業しました。

 酒造業界内ではかなり若い蔵でありながら、いまや全国での知名度では他の蔵に後れを取らない大蔵元に急成長しました。

 一年間の総生産量は約2万石。家族経営の小さな蔵の平均的な生産量が4~500石程度ということを考えると、その規模の大きさが分かります。

 なかでも有名な「無鑑査」シリーズは、かつて級別制度があった頃、一級や特級になりうる品質のお酒をあえて酒類審議会の監査に出さず、「おいしいかどうかは飲んだあなたが決めてください」という問題提起をこめて名づけられた商品との事。

 級別制度が廃止された今でも、蔵の姿勢を示すお酒として愛されています。蔵見学は予約制となっており、時期や平日と土日祝日で内容が違っています。また、有料ですが展示やアニメなどで日本酒を学べる「酒ミュージアム」や、軽食を取れる「地酒や華の蔵」もあります。

蔵見学OK 蔵王酒造株式会社



URL http://www.zaoshuzo.com/
住所 宮城県白石市字東小路120−1
電話 0224-25-3355
主要銘柄 蔵王
蔵王1
蔵王2

 地産米や水にこだわり、伝統を受け継ぎながらも、「自然のままは手を抜くやり方」として、近代的な設備を使い積極的に「酒を導く」造りを行っています。

 HPでは通常の商品一覧のほかに、「すっきりした味わいを楽しむ」「甘口をお好みの方向き」「お燗をするとおいしいお酒」など、はじめて飲む人にも選びやすい案内があり、とても便利です。

 12月下旬から2月までの通常の蔵見学(少人数・要予約)のほかに、酒器などの展示のある「蔵王酒造館」もあります。

蔵見学OK 森民酒造店



URL http://www1.ocn.ne.jp/~minten/
住所 宮城県大崎市岩出山字上川原町15
電話 0229-72-1010
主要銘柄 森泉

 同県内にある森民酒造本店から暖簾分けされて生まれた蔵元。

 全国でも類を見ないほど鉄分の少ない良質な水の湧く井戸を所有しており、端麗辛口が多い宮城の蔵元の中で、異色の濃醇甘口の酒造りをしています。

 敷地内に、昭和時代の道具などが展示されている「昭和レトロ館」があり、蔵見学と同時に見学することができます(一週間前までの予約制です)。

 基本的に水曜日が定休日との事ですが、仕込みの時期など繁忙期には見学可不可が変わるので、電話などで確認するようにしましょう。

蔵見学OK 株式会社 山和酒造店



URL http://www.nona.dti.ne.jp/~yamawa/
住所 宮城県加美郡加美町南町109−1
電話 0229-63-3017
主要銘柄 わしが国
山和

 明治26年、当時の当主がそれまで薬屋だった家業を造り酒屋に改めたのが山和酒造店の始まりでした。

 その為か、この蔵元のコンセプトは「医食同源」。農薬を使わない有機米を使用し、「水がごとくに喉を越す」酒を造っています。

 輸出も行っており、ニューヨークなどの都市部でじわじわと人気が出てきているとの事。蔵見学は、人数や日程など次第で要相談となっています。

蔵見学OK 株式会社 田中酒造店



URL http://www.manatsuru.co.jp/
住所 宮城県加美郡加美町字西町88−1
電話 0229-63-3005
主要銘柄 真鶴、田林

 江戸時代、呉服屋と金融業で財をなした際に手に入れた田畑を使い、豊作過ぎたときの生産調整のための副業として始まったという歴史を持つ蔵元です。

 今でも当時の建物をそのまま使用しており、時代劇から抜け出してきたかのような漆喰塗りの壁が出迎えてくれます。

 先代の社長が急逝したため、同市内の中勇酒造店の社長が兼任という形で就任しましたが、それぞれの蔵には長い歴史と違った特色があり、これからも混ぜ合わせずに独自の蔵として酒造りをしていくとの事です。

 元々かなり大きな蔵ですが、現在は伝統手法と手作業にこだわっているため、大量生産はできないとのこと。運よくショップなどで見かけたら、是非一度試してみたいですね。10~30人程度で、事前に申し込みをしていれば、蔵見学も可能です。

仙台伊澤家 勝山酒株式会社



URL http://www.katsu-yama.com/
住所 宮城県仙台市泉区福岡字二又25番地1号
電話 022-348-2812
主要銘柄 勝山
勝山1

 1688年から300年以上続く蔵元。江戸時代には仙台伊達家の御酒御用酒屋として、仙台藩内の蔵の模範となってきました。

 伝統的な造りはもちろん、近年では遠心分離機によってフルボディのワインのような旨みを引き出したり、料理に直接かけたりつけたりする味わい方を提案するなど、常に新しいことにチャレンジすることも忘れません。

 また、仙台藩がもともと美食を追及する風土であったこともあり、戦後からは「おいしいものが無ければ酒は飲まれない」と調理師専門学校も開設。

 現在では、日本酒のほかに無添加のソーセージなどの販売も行っています。

合資会社 内ヶ崎酒造店



URL http://www.uchigasaki.com/
住所 宮城県黒川郡富谷町富谷字町27
電話 022-358-2026
主要銘柄 鳳陽
内ヶ崎1

 創業寛文元年(1661年)宮城県内最古の歴史を誇っています。

 内ヶ崎酒造店の初代内ヶ崎織部は、元和四年(1618年)仙台藩主伊達政宗公から宿場の新設を命じられ、本陣を勤めたのが始まりです。酒造業は二代目作右衛門が始めました。

 現代も伝統的な寒造りを行っており、南部杜氏が丁寧に醸す酒は全国新酒鑑評会で幾度も金賞を受賞しています。

森民酒造本家



URL http://moritami.jp/
住所 宮城県仙台市若林区荒町53
電話 022-266-2064
主要銘柄 森乃菊川
森民1

 明治時代の鑑評会で、東北で一番、全国で八番という評価を得たという由緒ある蔵元。

 2011年の大震災時には蔵が使えなくなってしまうほどの被害を受けましたが、地域の人々や他の被災した蔵と連携し、営業を再開しました。

 HP上では直接通販などはしていませんので、銘柄などで検索して販売店を探す必要があります。

株式会社 男山本店



URL http://www.kesennuma.co.jp/
住所 宮城県気仙沼市魚町2−2−14
電話 0226-22-3035
主要銘柄 男山、蒼天伝

 全国に点在する男山ブランドを掲げる蔵の内のひとつ。本店と付いていますが、他の男山との関係はなく、独立した会社です。

 国の有形文化財にしていされていた本社屋は、東日本大震災の津波によって流失してしまいましたが、酒蔵は辛くも被害を免れ、地元の復興の先駆けになるべく翌日からすぐに操業を再開しました。

 現在も、地元の酒米や南部杜氏の伝統技術を使い、気仙沼の海の幸に調和する酒質を追及する、技術や人とのつながりを伝えていく地元に根ざした酒造りをしています。

川敬商店



URL http://www.k2.dion.ne.jp/~koganesa/
住所 宮城県遠田郡美里町二郷字高玉六号7
電話 0229-58-0333
主要銘柄 黄金澤、橘屋

 全国新酒鑑評会で、宮城県では初の10年連続金賞受賞を成し遂げた蔵元。山廃仕込の、どっしりとした酒質です。

萩野酒造株式会社



URL http://www.hagino-shuzou.co.jp/
住所 宮城県栗原市金成有壁新町52
電話 0228-44-2214
主要銘柄 萩の鶴、日輪田
萩野1
萩野2

 「上質なTシャツのような酒」「ワイングラスよりも茶碗で」といった、良質だけど身近な酒質をモットーに掲げる蔵元。

 100年以上の歴史はあり、基本はしっかりと抑えた誠実な酒造りではありますが、それでも肩に力を入れすぎない方針が散見されます。

 例えば、風鈴とごろ寝する猫のラベルが印象的な「萩の鶴 別仕込(猫ラベル)」などは、真面目でありつつも酒造りを楽しむ姿勢が良く反映されています(夏季限定商品。紹介文に「ジャケ買い狙いです」と書いてありました)。

合名会社 寒梅酒造



URL http://www.furusatoshuzo.com/
住所 宮城県大崎市古川柏崎字境田15
電話 0229-26-2037
主要銘柄 宮寒梅
寒梅1
寒梅2

 自社の田で育てた酒米を使用し、主に純米のお酒を造っている小さな蔵元です。コンセプトは「一杯で旨い酒」。芳醇旨口で、一杯飲むことで満足できるような酒質を目指しているとのこと。

 また、馬路村のゆずの果汁を使ったゆず酒「陽のしずく」も販売しています。

 震災時には仕込んでいたもろみが全て流出してしまうなど、大きな被害をうけたということですが、それに負けない若さや元気を感じる蔵です。

角星



URL http://www.kakuboshi.co.jp/
住所 宮城県気仙沼市魚町2−1−9
電話 0226-22-0007
主要銘柄 両国、別格
角星1
角星2

 何代にもわたって呉服屋や塩、麹問屋を営み、明治時代に酒造を始めたという、地元の歴史と共に歩む蔵元。

 「NAMIとUMI」「船尾灯(ともしび)」などの銘柄名からも分かるように、地域に密着した「最初から最後まで飲み飽きない酒」を目指した酒造りをしています。

株式会社 新澤醸造店



URL
住所 宮城県大崎市三本木字北町63
電話 0229-52-3002
主要銘柄 伯楽星、愛宕の松

 150年の歴史を持ち、FIFAワールドカップのオフィシャル酒や日本航空のファーストクラスで採用されるなど、輝かしい歴史を持つ蔵元です。

 震災で仕込み蔵が半壊してしまい、現在は本社機能のみを大崎市に残し、酒造りは元天賞酒造の蔵だった川崎町で行っています。「究極の食中酒」を目指し、端麗な、料理を引き立てる名脇役のようなお酒を造っています。

 また、それとは別の方向性として、日本酒を使用したデザート酒となるリキュール類も造っていて、梅酒やゆず酒のほか、紅茶酒やジャージー牛乳ヨーグルト酒なんていう変り種も。

 特にヨーグルト酒は、濃厚なことで知られるジャージー牛乳の特徴を生かした、チーズのように濃厚で力強い味わいとのこと。食前、食中、食後のお酒を、それぞれ同じ蔵の別の銘柄で揃えてみるのもおもしろいかもしれませんね。

株式会社 平孝酒造



URL
住所 宮城県石巻市清水町1丁目5−3
電話 0225-22-0161
主要銘柄 日高見
平孝1

 バブル期の日本酒にとって苦しい時代に、一度廃業寸前まで追い込まれましたが、今の五代目が受け継いで、立て直すことに成功しました。

 食中酒が多い宮城のお酒の中でも、「魚」にフォーカスした酒造りを行っています。

有限会社 大沼酒造店



URL
住所 宮城県柴田郡村田町村田56−1
電話 0224-83-2025
主要銘柄 乾坤一

 大震災で蔵が全壊する被害を受けましたが、300年の歴史を引き継いでいくためにあえて蔵の建て直しではなく時間のかかる修繕を選び、一歩ずつ復興していくことを選んだ蔵元です。

 寒さに弱いため宮城県内ではあまり作られなくなったササニシキをあえて使い、あっさりとしつつ熟成によって味が伸びる、独特の酒質を特徴としています。

佐々木酒造店



URL http://www.naminooto.co.jp/
住所 宮城県名取市閖上1−8−10
電話 022-385-0053
主要銘柄 宝船浪の音
阿部勘酒造店



URL http://www.abekan.com/
住所 宮城県塩竈市西町3−9
電話 022-362-0251
主要銘柄 於茂多加男山、四季の松島
はさまや酒造店



URL http://www.e-na.co.jp/bansui/
住所 宮城県栗原市高清水字中町8番地
電話 0228-58-2002
主要銘柄 桂泉
はさまや1
石越醸造株式会社



URL http://sawanoizumi.jp/
住所 宮城県登米市石越町北郷中澤108−1
電話 0228-34-2005
主要銘柄 澤乃泉
宮城ふるさと酒造



URL http://www.furusatoshuzo.com/
住所 宮城県大崎市古川馬寄字屋敷3−2
電話 0229-22-0061
主要銘柄 湖酔
宮城