創業以来、味わいの追求はもちろん、飲む人の健康を考えた酒造りを行っている蔵元です。
　HPでは、水や米にたいするこだわりや購入できるお店の紹介のほか、酒粕を使った薬膳料理も掲載しています。
　蔵見学は随時受付しているとのことですので、まずは電話やファックスなどで問い合わせてみましょう。

　目指す酒質に合った酒米を使用し、厳重な設備で氷温貯蔵を行う、こだわりの蔵元です。
　通常は蔵見学は実施していませんが、一年に一度、新酒を搾る時期に一日だけ見学会を行っています。
　ブログなどにお知らせを掲載するようですので、見逃さないようにチェックしましょう。

　「少しでも良いから本物の良い酒を飲んでほしい」という思いで、安価な大量生産ではなく手間隙をかけた酒造りを続けている蔵元です。
　酒銘は、万葉集の大伴家持の歌「天皇の　御代栄えむと　東なる　陸奥山に　黄金花咲く」にちなんで付けられたとのこと。
　蔵見学は事前予約を入れれば受け付けてくれるそうです。

　普通酒は造らず、特定名称酒のみを醸している蔵元。
　他にも7割以上のお酒を山廃仕込で醸すなど全体的に強いこだわりを持っていますが、けして堅苦しくならず、オリジナルラベルの菰樽やネット限定の商品など、楽しいラインナップを揃えています。
　蔵見学は試飲もすべて無料で、定休日の年末年始･日曜祝日以外通年受け付けています。
　前日までに予約を入れてから訪ねるようにしましょう。

　1854年に、彦根藩主であった大老・井伊家に酒造りを命じられ創業したという、由緒正しい蔵元です。
　手洗いでの洗米からはじまり、甑による蒸米、麹は箱麹、小さなタンクで仕込み、昔ながらの木槽搾りでもろみを搾る、伝統的で手間のかかる丁寧な酒造りを続けています。
　代表銘柄の金亀は、精米歩合80％の低精白から70％、60％、50％と4段階の製品があるので、味わいがどう変わっていくか試してみるのも良いかもしれません。
　蔵見学は、HPの専用フォームから申し込めます。

　地域に密着し、地元の酒米で地酒を醸す昔ながらの蔵元です。
　近江地酒電車などのイベントに参加しているほか、蔵の二階には150人が入れるホールもあり、積極的に地元と交流を持っています。
　通常のラインナップのほか、手軽な価格のものから貴重な20年物まで各種古酒も販売しています。
　蔵見学は2日前までに予約を入れるようにしてください。

　創業から約200年。
　機械化、合理化の進む現代においても、酒だけは天然の本物でありたいとの思いで酒造りをしている蔵元です。
　蔵見学も受け付けており、事前に電話での予約を入れて欲しいとのことです。

　琵琶湖岸で200年以上酒造りを続けている蔵元です。
　通常の蔵見学も受け付けているほか、完全予約制で季節のお料理とお酒を楽しめる懐石のお店「余花朗」も営業しています。

　地元の棚田の保全のため、地元産米の酒米を使用しているという、地域密着型の蔵元です。
　酔うためだけのものではなく、味わっておいしいお酒をモットーにした酒造りを行っています。
　地元、高島町の「畑（はた）の棚田」の酒米を100％使用したお酒や、山田錦の父に当たる品種である「渡舟」で造ったお酒など、地元で愛される、特徴的なお酒が並びます。
　残念ながら蔵見学は行っていないそうですが、店頭での商品購入は可能とのことです。

　酵母添加を一切しない方式の山廃仕込を続けている、全国でもかなり珍しい蔵元です。
　また、木桶を使用した仕込みや木槽による天秤搾りなど、昔ながらの道具と手法を守った酒造りを続ける蔵でもあります。
　甘辛の流行に惑わされず、旨みがしっかりと感じられ、かつ爽やかな余韻だけを残して消えていくような酒質のお酒を造っています。

　全量契約栽培の酒米を使用して酒造りをしている蔵元。
　熟成の度合による風味の向上や変化に強いこだわりを持っており、HPに年度表示ごとの飲み頃温度の説明も載せているほどです。
　年に二度、商品に対する感想や意見などを収集するために、「きき酒会」を開催しています。

　忍者発祥の地である地元に因んだ酒銘を持つ、直球勝負の蔵元です。
　キャッチーな名前ですが、酒質や酒造りの姿勢はシンプルで硬派。販売も、地元の小売店かFAXやメールによる直接通販に限っているようです。

　明治44年に創業、現在は家族で年間タンク4本のみを醸す、小さな蔵元です。
　地元産の酒米「玉栄」にこだわった、地域密着型の酒造りをしています。
　日本酒のほか、桃の果汁を使用したお酒「ぴぃ～ち」や、酒粕を使用したマカロン、ポルポローネなどのお菓子も販売しています。

　鈴鹿山系の仕込水と、地元産の酒米を使用して地酒を醸す蔵元です。
　全国新酒鑑評会で10回以上の金賞を受賞しているということなので、実力は折り紙つきです。
　HPには、お酒にまつわるお話のほか、昔はお酒と深い結びつきがあったお祝いについての雑学も掲載されています。

　江戸城を築城した太田道灌を先祖に持ち、その名を酒銘に使用している由緒正しい蔵元です。
　酒造りは江戸末期からで、年貢米を有効に使うためにはじめたとのこと。
　現在は日本酒のほか、100％国産ブドウを使用したワインやブランデー、各種果物のリキュールなども販売しています。

　明治中期に創業し、二度の大戦を乗り越え地域に親しまれてきたものの、昭和48年に8つの酒造会社と統合（滋賀第一酒造協業組合）。
　そして平成23年に再びもとの社名で開業したという、波乱の歴史を持つ蔵元です。
　ラインナップを見ると、普通酒から本醸造、純米酒と、高級志向ではなく「日常の酒」という感じで、地元に根ざし、愛される酒造りをしていることがわかります。
　現在は日本酒のほか、梅酒も販売しているようです。

　酒銘からもわかるように、今までの日本酒のイメージにとらわれない、現代風の新しい試みを続ける研究開発型の蔵元です。
　HPにも「POP」「甘口至上主義」などの言葉と、各種SNSへの投稿ボタンやおよそ日本酒らしからぬパンダのイラストが並び、ボトルのデザインもまるでワインのよう。
　ですが、それぞれのお酒の説明を見ると、けして適当な軽い気持ちではなく、むしろ他の蔵以上に真剣な熱意を持って日本酒を「研究」していることがわかります。
　主要銘柄のひとつ「モンスーン」は貴醸酒で、酒質の特徴にかかげられている、極甘口の日本酒を体感できるお酒といえます。

　地元の農家に酒米を契約栽培してもらったり、精米歩合80％の低精白純米酒を造るなど、米を中心として独自のこだわりを発揮している個性的な蔵元です。
　酒銘は、賎ケ岳の戦いで豊臣秀吉を助けて天下人となる道を切り開いた7人の武将を「賎ケ岳の七本槍」と呼ぶことから取ったとのこと。
　HPなどからお酒を注文することはできませんが、お酒以外のグッズなどは通販で購入することができます。

　創業はなんと1532年。
　全国でも五本の指に入る古い歴史を持つ、由緒正しい蔵元です。
　有機肥料を主体として作られた減農薬栽培米を使用し、安心･安全な酒造りを行っているとのことです。
　日本酒のほかに、島崎藤村も愛飲したという「桑酒」や黒豆のリキュールなども販売しています。

　社名は「えちしゅぞう」と読みます。愛知県ではなく、滋賀県愛知郡で地酒を醸す、地域密着型の蔵元です。
　地元で収獲された酒米にこだわった酒造りを行っています。