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地域特性
関西地方は、大阪府、奈良県、滋賀県、和歌山県の四県を指します(京都府、兵庫県はそれぞれ分けて紹介するので、ここでは省きます)日本で始めて公式に酒造りが行われた記録の残る奈良県を中心に、日本酒の原点にまでさかのぼるような古い歴史と伝統に基づいた酒造りが行われている地域です。奈良県では、古代の手法である「菩提もと造り」を受け継いでいる蔵もあります。
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大阪の蔵元と銘酒
清鶴酒造 株式会社 1856年創業。五味の調和した、昔ながらの木槽しぼりなど伝統の技で銘酒を醸している蔵元です。蔵見学は、二月の土日に、15名程度でのグループでの事前予約が必要ということです。
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奈良の蔵元と銘酒
稲田酒造 合名会社 西南戦争のあった1877年に創業し、天理教の御前酒を作っていた蔵元。近年まで醸したお酒のほとんどを直販で販売していた、アナログな完全地元向けの蔵でしたが、HPを開設して全国向けに販売を開始しました。
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滋賀の蔵元と銘酒
川島酒造 株式会社 創業以来、味わいの追求はもちろん、飲む人の健康を考えた酒造りを行っている蔵元です。HPでは、水や米にたいするこだわりや購入できるお店の紹介のほか、酒粕を使った薬膳料理も掲載しています。
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和歌山の蔵元と銘酒
初光酒造 株式会社 主要銘柄名からも分かるとおり、お祝いごとなどで呑まれることを想定したお酒をメインに造っている蔵元です。もともと日本酒は神事で用いられていたことから、結婚式などのおめでたい席で使われることが多いお酒で、他の多くの蔵でも鏡開き用の菰樽やオリジナルラベルなどは作られていますが、それ専門に特化した蔵は全国でも珍しいといえるでしょう。