石川の蔵元と銘酒

菊姫商品
蔵見学OK やちや酒造 株式会社



URL http://www.yachiya-sake.co.jp/
住所 石川県金沢市大樋町8-32
電話 076-252-7077
主要銘柄 加賀鶴
やちや1
やちや2

 1583年に、初代当主が前田利家公のお供として尾張から移住し創設した、400年以上の歴史を持つ由緒正しい蔵元です。
 屋号と酒銘も、その後に当時のお殿様からつけられたということですので、加賀藩の御用達だったことがわかります。
 蔵見学は日曜定休日で要予約、一人300円の見学料がかかりますが、その際にもらう見学券が売店での買い物で300円分の割引券として使用できます。
 また、12月から3月上旬までの仕込みの期間には、実際にもろみをかき混ぜる「櫂入れ」の体験ができます。
 こちらは四合瓶のしぼりたて生酒のお土産つきで2000円で、体験の様子の写真を入れたオリジナルラベルを300円でつけてもらうこともできます。

蔵見学OK 福光屋 株式会社



URL http://www.fukumitsuya.co.jp/
住所 石川県金沢市石引2-8-3
電話 076-223-1161
主要銘柄 加賀鳶、福正宗
福光屋1
福光屋2

 約400年の歴史を持ちながら、酒造りはもちろん、後継者育成についても先進的であろうとする蔵元です。
 2001年には、生産高全量を純米酒(純米吟醸、純米大吟醸含む)にする「純米酒宣言」を発表し、年間1万石以上の蔵では全国唯一の純米蔵になりました。
 また、蔵人を季節採用ではなく社員化する取り組みも行っており、伝統手法の継承のために尽力しています。
 日本酒以外にも様々な商品開発をしており、米焼酎「おんぼらぁと」シリーズや、味醂、甘酒キャラメル、発酵技術を利用した化粧品、さらには仕込み水も販売しています。
 蔵見学は、蔵の中まで案内してもらえるAコースと気軽に楽しめるBコースがあり、人数や予約締め切りなどが違いますので、よく確認のうえ連絡してください。

蔵見学OK 株式会社 宮本酒造店



URL http://www.mujou.co.jp/
住所 石川県能美市宮竹町イ74
電話 0761-51-3333
主要銘柄 夢醸
宮本1
宮本2

 料理を際立たせる「名脇役の酒」を追及し、その為に鍋のお取り寄せセットや高級料理だし「美酒のだし」を販売している異色の蔵元です。
 特に「美酒のだし」は、「お酒以外で日本酒の旨みを表現できないか」との思いから作られ、900mlの容量の中に一升分の日本酒のうまみが溶け込んでいるとのこと。
 酒の肴作りにはもってこいと言えるでしょう。
 当然のことながら酒造りにも一切妥協せず、使用する酒米は一部特Aの山田錦を使用している以外は全て地元の契約農家で収獲したものとのこと。
 小さい蔵ならではの、一切手を抜かない酒造りを続けています。
 蔵見学は、常時ではないもののできる限り受け入れるとのことですので、まずは問い合わせてみてください。

蔵見学OK 松波酒造 株式会社



URL http://www.o-eyama.com/
住所 石川県鳳珠郡能登町松波30-114
電話 0768-72-0005
主要銘柄 大江山
松波1
松波2

※画像は松浪酒造より転載

 能登杜氏発祥の地といわれる能登町で、昔ながらの酒造りを続ける蔵元です。
 主要銘柄の「大江山」は、京都の酒呑童子のように豪快酌み交わして欲しい、との願いから名付けられたとのこと。
 日本酒のほか、能登産の果物や野菜を使用した梅酒、柿酒、ゴボウ酒などの珍しいリキュールも販売しています。
 蔵見学は個人から団体まで受け入れ可能で、仕込み時期はもろみや搾りも見られるとのこと。
 前日(団体の場合は1週間前)までに電話予約をしてください。

蔵見学OK 日吉酒造店



URL http://www.hiyoshisyuzou.com/
住所 石川県輪島市河井町2-27-1
電話 0768-22-0130
主要銘柄 金瓢白駒

 1912年創業の、比較的若い蔵元です。
 朝市の開催される通りに面しており、店頭では立ち飲みもできます。
 また、同市出身の漫画家、永井豪氏の記念館がすぐ近くにある関係から、マジンガーZやキューティーハニーといったキャラクターのラベルのお酒も販売しています。
 蔵見学も行っていますので、朝市観光とあわせて寄ってみるのも良いかもしれません。

蔵見学OK 株式会社 白藤酒造店



URL http://www.hakutousyuzou.jp/
住所 石川県輪島市鳳至町上町24
電話 0768-22-2115
主要銘柄 奥能登の白菊
白藤1
白藤2

 廻船問屋、質屋を経て、江戸末期に酒造りを始めた蔵元です。
 廻船問屋時代の屋号から一文字とって「白菊」と名付けましたが、全国に同じ銘のお酒があるため、現在のように「奥能登の白菊」となったとのこと。
 通販は行っておらず、取扱店で買い求める必要がありますが、HP上に取り扱い店舗の一覧がありその数もかなり多いので、入手に苦労することはあまりなさそうです。
 見学ルートやツアーなどはありませんが、蔵見学も受け付けているとのこと。
 ただ、少人数で酒造りを行う蔵なので、繁忙期は避けたほうがいいでしょう。

蔵見学OK 株式会社 久世酒造店



URL http://www.choseimai.co.jp/
住所 石川県河北郡津幡町清水イ122
電話 076-289-2028
主要銘柄 長生舞

 1786年の創業以来、一貫して自社田での酒米づくりから酒造りをしている蔵元です。
 酒銘も、栽培している酒造好適米の「長生米」から取られています。
 蔵見学は要予約制となっています。
 事前に電話にて予約をしてください。

中村酒造 株式会社



URL http://www.nakamura-shuzou.co.jp/
住所 石川県金沢市長土塀3-2-15
電話 076-248-2435
主要銘柄 日榮、加賀雪梅
中村1
中村2

 有機栽培や環境保全に重きを置いた酒造りをする蔵元です。
 地元の契約農家が栽培した有機米を使用した有機純米酒「滉(AKIRA)」は、日本のみならずアメリカ、ヨーロッパでも有機認証を取得した、世界基準のオーガニック酒とのこと。
 また、酒造りが環境に負荷をかけてはいけないという考えの下、排水の全てを基準の10倍以上に浄化してから排出しているそうです。
 通常のお酒のほか、凍らせてシャーベット状にして楽しむユニークな「凍結酒」も販売しています。

菊姫 合資会社



URL http://www.kikuhime.co.jp/
住所 石川県白山市鶴来新町タ8
電話 076-272-1234
主要銘柄 菊姫
菊姫1
菊姫2

 「単なるボトラーではなく真の日本酒メーカーを目指す」というポリシーのもと、杜氏に頼らない酒造りの体制とそれを支えるさまざまな研究を行っている蔵元です。
 酒米ひとつとっても、山田錦の特A地区のものを全ての吟醸酒・純米酒に使用していますが、なぜそのこだわりが必要なのか、それによってどのようなメリットがあるのかが突き詰められており、HPにもかなり読み応えのあるコンテンツとして掲載されています。
 HP上での直接通販はやっていませんが、価格表を取り寄せての電話注文、もしくは最寄の取扱店の案内はしているようです。
 また、東京の新橋駅近くには直営の居酒屋「酒亭 菊姫」があり、その時節に販売されているラインナップすべてが味わえるとのことですので、色々試したい方にはおすすめです。

鹿野酒造 株式会社



URL http://www.jokigen.co.jp/
住所 石川県加賀市八日市町イ6
電話 0761-74-1551
主要銘柄 常きげん

 山廃仕込、自社田栽培などのこだわりはもちつつも、それに傾倒せず柔軟な酒造りをする蔵元です。
 例えば、山廃を得意とする、としつつも全量山廃仕込ではなく、自社田栽培の山田錦も全てのお酒を仕込むほどの量を栽培しているわけではありません。
 それらのこだわりは、地元の米や水、人といったものへの思いを忘れないための心意気の現われとしてやっているとのこと。
 一代ごとに移り変わるのではなく、次の世代へ受け継ぐための酒造りを続けているのです。

東酒造 株式会社



URL http://www.sake-sinsen.co.jp/
住所 石川県小松市野田町丁35
電話 0761-22-2301
主要銘柄 神泉
東1
東2

 12棟の有形文化財を所有する、歴史ある蔵元です。
 「飲み飽きしづらい代わりに品評会では評価されづらい」といわれる金沢酵母にこだわりながら、各種鑑評会・品評会で入賞、大吟醸が政府専用機の正式機内酒に採用されるなど、高い評価を得ています。
 HPでは、各種オリジナルラベルの作成も受けつけており、プレゼント用はもちろん、プライベートブランドなどにも使用できます。

株式会社 加越



URL http://www.kanpaku.co.jp/
住所 石川県小松市今江町9-605
電話 0761-22-5321
主要銘柄 加賀ノ月

 「勧進帳」で知られる小松市で、江戸時代から変わらないお酒を醸す蔵元です。
 高精白の高品質酒が多く、各種鑑評会でも優秀な成績を収めています。
 新聞紙でくるんだ「こっそり純米酒」「蔵人の盗み酒」などのユニークでリーズナブルな商品もあります。

株式会社 車多酒造



URL http://www.tengumai.co.jp/
住所 石川県白山市坊丸町60-1
電話 076-275-1165
主要銘柄 天狗舞
車多1
車多2

 純米と山廃に強いこだわりを持つ、いまや全国でも有名な蔵元のひとつです。
 確かな技術で造られているため熟成に耐え、濾過も必要以上にしないため黄金色の水色が特徴となっています。
 また、独特の方向とコクは海外でも評価が高く、2011年のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)では、純米酒トロフィーを獲得しています。

株式会社 吉田酒造店



URL http://www.tedorigawa.com/
住所 石川県白山市安吉町41
電話 076-276-3311
主要銘柄 手取川、吉田蔵

 明治から昭和にかけて酒造業が盛んだった地元の、現在に唯一残った蔵として、技術の伝承と後継者の育成に励む蔵元です。
 その方法も独創的で、蔵をベテラン杜氏が主導の「山本蔵」と前社長の長男である若い杜氏が主導の「吉田蔵」に分け、吉田蔵では社員が自分たちの酒造りを行うことで杜氏・蔵人として成長し、同時に山本蔵で技術を継承していくという手法を取っています。
 吉田蔵で造られたお酒は、そのまま「吉田蔵」という銘で販売されていますので、手取川と比べて飲んで、新旧の味わいの違いを楽しんでみるのも良いかもしれません。

合資会社 布施酒造店



URL http://www.hokurikumeihin.com/fuse/
住所 石川県七尾市三島町52-2
電話 0767-53-0027
主要銘柄 天平

 熟成酒にこだわりを持つ蔵元です。
 現在、3年、5年、7年、そして10年物があります。
 独特の雰囲気を持つラベルは、絵描きをしている長男の作品とのこと。
 酒造りからラベルデザインまで、すべて家族で行っています。

数馬酒造 株式会社



URL http://www.kazuma.co.jp/
住所 石川県鳳珠郡能登町宇出津ヘ36
電話 0768-62-1200
主要銘柄 竹葉

 なんと24歳で社長に就任したという、業界でも最若手の当主が率いる蔵元です。
 杜氏や蔵主の高齢化が問題視されている全国の蔵とはかけ離れた若さを生かし、アメリカでの営業活動や地元学生と協力しての酒米作りなど精力的な活動をしています。
 明治以前は醤油や味噌の醸造をしていたそうで、現在でもお酒以外に、醤油や能登地方の名産である「いしる(魚醤)」なども販売しています。

櫻田酒造 株式会社



URL http://sakurada.biz/
住所 石川県珠洲市蛸島町ソ93
電話 0768-82-0508
主要銘柄 初桜、大慶

 1914年創業の、漁師たちに向けた酒造りをしてきた小さな地元酒蔵です。
 HPには創業当時からの写真が掲載されていて、配達用の自転車や仕込んでいるうちにお酒を吸ってしまう木桶など、昭和の酒造りの雰囲気を見ることができます。
 家族経営の小さな蔵だからこそできる創意工夫や手間を惜しまない酒造りを強みとしているそうです。
 日本酒以外に、清酒にコーヒー豆を漬け込んで作った珈琲リキュール「能登のちいさな珈琲酒」や、酒粕石鹸なども販売しています。
 また、ラベルに希望の名前や画像を印刷する名入れサービスは追加料金なしでやっているとのこと。
 これも、一件ずつの注文に手を回せる小さな蔵ならではかもしれません。

宗玄酒造 株式会社



URL http://www.sougen-shuzou.com/
住所 石川県珠洲市宝立町宗玄24-22
電話 0768-84-1314
主要銘柄 宗玄
宗玄1
宗玄2

 かつて七尾城主を務めた畠山義春を先祖に持つという、由緒正しい家柄の蔵元です。
 酒造業は1768年からとのことですので、約250年の歴史を持っています。
 全国新酒鑑評会での連続金賞受賞など、歴史だけではなく現代での実力も本物です。

株式会社 清水酒造店



URL http://www.notohomare.com/
住所 石川県輪島市河井町1-18-1
電話 0768-22-5858
主要銘柄 能登譽、千枚田
清水1
清水2

 1862年から、能登の風味を守り伝えてきている蔵元です。
 地形上、外界から閉ざされた土地である分、秘伝と呼ばれる製法が受け継がれているのが能登という土地のお酒の特徴とのこと。
 HPでは、能登の特産品との組み合わせ方も紹介されています。

合名会社 中島酒造店



URL http://www.noto-suehiro.co.jp/
住所 石川県輪島市鳳至町稲荷町8
電話 0768-22-0018
主要銘柄 能登末廣

 明治以前から、輪島のお米と水で地元向けのお酒を造り続けてきた、小さな地元密着型の蔵元です。
 それでも新しいことに挑戦しようと全国向けのお酒を開発し、評判がついてきたころ、能登半島地震が発生。
 蔵が全壊してしまい、廃業まで考えたそうですが、周囲の支えもあり無事復興。
 現在はせっかくだからと最新設備も導入し、新しい酒造りを追及しています。
 東京・新橋に、能登輪島の魚や料理が楽しめる「のとだらぼち」を出店しているとのことですので、能登の酒と肴を試してみてはいかがでしょうか。

農口酒造 株式会社



URL http://www.noguchisyuzohonke.com/index.htm
住所 石川県能美市末寺町イ42
電話 0761-57-0021
主要銘柄 農口

 現代の名工の一人である能登杜氏、農口尚彦氏が2013年に立ち上げた、石川でももっとも期待の集まる蔵元です。
 農口氏はもともと、「菊姫」「鹿野」といった蔵元で酒造りをしていましたが、80歳を機に後進に道を譲り引退。
 しかし、酒造りから離れて冬をすごすも酒造りが頭から離れず、知人の勧めを受けて休造中だった酒蔵を買い取り、自分自身のブランドとして農口酒蔵を立ち上げました。
 農口氏は「名前に恥じない酒を造りたい」と、80歳を超える高齢者とはとても思えない意気込みを見せているとのこと。
 注目の集まる蔵元だけに売り切れの期間が多いのですが、FAXで予約ができるそうです。
 数ヶ月待ってでも、飲んでみる価値はあるといえるのではないでしょうか。

見砂酒造 株式会社



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住所 石川県羽咋郡宝達志水町宿4-43
電話 0767-28-3151
主要銘柄 朱鷺の里

 終戦以降、いくつもの蔵元が合併を繰り返してきた蔵元。
 1962年の合併の際に、かつて朱鷺が多く群れたという水と環境の良い旧押水町に移転したことから、後年主要銘柄の「朱鷺の里」をリリースしました。

御祖酒造 株式会社



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住所 石川県鹿島郡中能登町藤井ホ10
電話 0767-77-1110
主要銘柄 ほまれ、遊穂

 元々は地元向けの普通酒がラインナップの大半を占める蔵でしたが、経営者が替わり、そして今の当主である藤田美穂氏に代替わりする際に方向を大きく転換。
 質の高い純米酒や吟醸酒をメインで造るようにしたところ、都市部の地酒専門店などのバックアップなどもあり、一気に人気の銘柄になったそうです。
 また、平成17年からは若手の能登杜氏横道俊昭氏が加わり、さらに勢いを増していきました。
 コンセプトは「飲んで楽しくなるお酒」とのこと。
 主要銘柄の「遊穂」は、そんな思いから「遊」の字、そして蔵主である藤田美穂氏の名前から一文字を取り命名されました。
 (実は、地元羽咋市がUFOが出没する町として有名なので、それをもじったとのうわさもあります)
 気軽に楽しんで飲んで欲しい、との願いを込められたお酒は、造り手が一番楽しんで醸しているようです。

鳥屋酒造 株式会社



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住所 石川県鹿島郡中能登町一青ケ96
電話 0767-74-0013
主要銘柄 池月

 源頼朝公の愛馬から酒銘を取った、地元密着型から拡販に成功した蔵元です。
 もともと繊維業が盛んな町で、景気が良かったころはほぼ地元だけで商売ができたそうですが、不景気と高齢化による人口減などから消費が低迷。
 ちょうど量販店の台頭に苦しんでいた金沢の小売店と利害関係が一致し、都市部での販売が始まりました。
 しかし、だからといってやみくもにばら撒くのではなく、「わかる人に飲んで欲しい」というモットーで、こつこつ素朴に酒造りを続けています。

株式会社 小堀酒造店



URL http://www.manzairaku.co.jp/
住所 石川県白山市鶴来本町1丁目ワ47番地
電話 0761-93-1171
主要銘柄 萬歳楽
小堀1
小堀2
松浦酒造 有限会社



URL http://www.shishinosato.com/
住所 石川県加賀市山中温泉冨士見町オ50
電話 0761-78-1125
主要銘柄 獅子の里
橋本酒造 株式会社



URL http://www.judaime.com/
住所 石川県加賀市動橋町イ184
電話 0761-74-0602
主要銘柄 加賀の峰、十代目
合資会社 金紋酒造



URL http://www.kinmon.jp/
住所 石川県小松市下粟津町ろ24
電話 0761-44-8188
主要銘柄 金紋
株式会社 金谷酒造店



URL http://www.hakusan-takasago.jp/
住所 石川県白山市安田町3-2
電話 076-276-1177
主要銘柄 高砂
金谷1
金谷1
株式会社 鶴野酒造店



URL http://www.taniizumi.jp/
住所 石川県鳳珠郡能登町鵜川19-64
電話 0768-67-2311
主要銘柄 谷泉