情報を受け取って興味を持っても、実際に購入してみるという行動までつながらないケースや、インターネット上の情報に普段あまり触れない人々に対する広報活動としては、日本酒に関する様々なイベントがあります。
一つ、ないし少数の蔵がデパートなどのお酒コーナーで行う試飲会から、大規模な会場を借りて入場チケットを販売する飲み比べイベント、実際に蔵を訪れてもらい酒造りの様子を見せたり蔵人との交流を図る蔵見学など、規模や形も様々なイベントが、全国各地で行われています。
目で見る情報だけでなく、試飲や交流などを含めて日本酒を「体験」してもらうことで、さらに興味を深めてもらうことができます。
最初の時点である程度日本酒に対する興味を持っていないと成立せず、参加費の必要なイベントについては過半数が既存の日本酒ファンだったりもするのですが、違いを認識したり味を比べたり「意識をしながらお酒を飲むこと」のきっかけとして、重要な役割を果たしています。