日本酒用語  な行

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" な "
南部杜氏1

日本三大杜氏のひとつ。 現在の岩手県に源流を持ち、南部藩の主導ではじめられた藩造酒造りの技術継承が元となっている。

" に "

上槽の際に、通常より目の粗いフィルターで搾った酒、もしくは酒粕の一部をあえて戻した酒。 もろみの一部が残り、白っぽくにごっているのが特徴だが、まったく漉していないものの販売は許可されていない。 甘みが強くどろっとした飲み口のものが多い。

南部杜氏、越後杜氏丹波杜氏を指す。 江戸時代前後から全国の酒造りを進歩させ、品質の向上と大量生産面においておおきく貢献してきた。

日本酒

狭義では清酒のこと。 「日本特有の酒、国酒」という広義で使用する場合は濁り酒焼酎、泡盛を含むこともあるが一般的ではない。

日本酒度

乳酸発酵を行う菌類。日本酒造りにおいては、酒母作りの際に雑菌を殲滅する重要な役割を担う。 伝統的な生もと造りにおいては野生の菌を呼び込むが、近年は純粋培養したアンプルを添加する速醸もと造りが主流となっている。

のぞき徳利
" の "

日本酒に関するマナー違反の一つ。 徳利を覗き込んで内容量を確認すること。

酒造年度の変わった7月上旬頃、新酒の熟成具合を見るために味見をすること。 タンクの下部にそのための吐水口があり、この呑み口を切って味見することから呑み切りという。 全て呑んでしまう(呑み切ってしまう)イベントではない。 本来は非公開で、蔵関係者のみで行われるものだったが、近年は地元の顧客を招いて地域のイベントとして行う蔵も多い。