全てではありませんが、多くの蔵元では店頭でその蔵のお酒を販売しています。
新酒やひやおろしなどの季節ごとのラインナップを含め、その時点で購入できる商品を一度に見る事ができる上、実際に造っているスタッフからそれぞれの説明を聞くことができるので、酒販店などで購入するよりもより多くの情報をもとに選ぶことができます。
また、蔵元によっては試飲をさせてくれることもあり、情報だけでなく自分の好みに合ったお酒をダイレクトに選ぶこともできます。
たいていの場合は予約が必要ですが、購入前に見学をすることができる蔵もあります。
特に、10月から翌年3月くらいまでは寒造りの期間ですので、実際に日本酒を仕込んでいる現場を見せてもらえることも。(衛生面、作業上の関係などから見学をお断りとしている蔵もありますので、HPや当サイトで確認し、電話などで問い合わせるようにしましょう)
地域密着型の蔵元では、季節ごとのイベントを開催しているところもありますし、お酒と一緒に食事を楽しめる店舗を併設していることもあり、旅行中の観光の一環として訪れるのもよいでしょう。
そのほか、小売店を通してだとどうしても排除できない流通中や保管中に受けるダメージがほとんどない、応援している蔵に直接多くの利益を落とせる、などさまざまな利点がありますが、難点としては、蔵まで行かなければいけないので、近くでなければなかなか訪れられないこと、特約店のみで販売している商品など店頭では買えないものがあること、醸造期間は臨時休業しているケースがあることなどがあげられます。