山口の蔵元と銘酒

錦帯橋
蔵見学OK 酒井酒造 株式会社



URL http://www.gokyo-sake.co.jp/
住所 山口県岩国市中津町1-1-31
電話 0827-21-2177
主要銘柄 五橋
五橋1
五橋2

 「ローテクとハイテクの融合」を目指した酒造りをする蔵元です。
 米と水にとことんこだわり、当たり前のことを当たり前にやる、という昔気質な部分を保ちつつも、コンピュータによる温度や品質管理・分析などを積極的に行い、真夏の生酒仕込みや発泡性の純米酒造りなど今まで地方の蔵では難しいとされてきた分野でも活躍を見せています。
 2009年には、今では珍しくなった木桶による酒造りを開始。
 評判が広がって早々に欠品するようになってしまい、2015年に木桶を一本新調するほどの人気を博しているそうです。
 蔵見学は、大吟醸の仕込みで手が空かない1~2月以外に受け入れており、10人程度までの少人数、平日のみ、10日前までにフォームから申し込み、などいくつか注意点があるので、HPの専用ページで確認してみてください。

蔵見学OK 旭酒造 株式会社



URL http://asahishuzo.ne.jp/
住所 山口県岩国市周東町獺越2167-4
電話 0827-86-0120
主要銘柄 獺祭
旭1
旭2

 いまや日本でもっとも有名なお酒となった「獺祭(だっさい)」を醸す蔵元です。
 20世紀末頃には日本酒の市場縮小に押されて販売数が減り、一度は休業を検討するほどの危機に陥りましたが、「ただ酔うためだけの酒ではなく、飲んでおいしい酒を」のモットーを曲げず様々な工夫を凝らすことでこれを克服。
 今では、都市部の大きな酒販店やこだわりの酒屋でもなかなか手に入れることができないほどの人気銘酒となりました。
 獺祭といえば「三割九分」「二割三分」などの高精白な大吟醸が有名ですが、さらに無加圧状態で繊細な味わいまで壊さず絞れる「遠心分離」や、精米歩合をあえて非公開とし高精白大吟醸のさらなる進化を求めた「獺祭 磨き その先へ」など、日本酒のもつ可能性をさらに引き出す商品を生み出し続けています。
 現在は国内での販売はもちろん、海外、特にアメリカへの輸出にも力を入れており、アメリカの富裕層に多いユダヤ教徒向けに販売できるよう、Kosher(コーシャ)認定を受けるなど、多文化に対応した販売戦略をとっているとの事。
 「ロマネコンティ」や「ドンペリニョン」などワインにおける高級銘柄のように、獺祭が「高級な日本酒」として海外のセレブたちの間で飲まれる日も遠くないかもしれませんね。
 旭酒造では蔵見学(有料)も受け入れていますが、5人以下の少人数で事前予約が必要など注意が必要ですので、専用フォームをよくチェックしておきましょう。
 ちなみに、小売店舗ではなかなかお目にかかれない獺祭ですが、FAXで直接注文することもできます。
 直営販売所では有料試飲と共に販売もしているようですので、興味はあるけど売ってない!という方は、山口旅行を兼ねて訪ねてみてはいかがでしょうか。

蔵見学OK 株式会社 はつもみぢ



URL http://www.hatsumomidi.co.jp/
住所 山口県周南市飯島町1-40 
電話 0834-21-0075 
主要銘柄 原田 

 全量山口県産の酒米を使用し、四季醸造で純米酒だけを醸す蔵元です。
 約200年の歴史を持つ蔵元ですが、日本酒業界の低迷などから1985年に一度醸造を停止。
 しばらくは外部から買ったお酒をブレンド・調整し自社ブランドで販売するいわゆる「瓶詰めメーカー」でしたが、その状態に疑問を持ち、20年後の2005年から酒造りを再開しました。
 現在では蔵見学も受け入れており、HPの専用フォームから申し込むことができます。

蔵見学OK 新谷酒造 株式会社



URL http://wakamusume.com/
住所 山口県山口市徳地堀1673-1
電話 0835-52-0016
主要銘柄 わかむすめ
新谷1
新谷2

 2007年から、杜氏兼蔵元がたったひとりで四季醸造をしているというとても珍しい蔵です。
 酒造りの全ての工程を一人で行うのはもちろん、瓶詰めやラベル張り、営業まで一人でしていて、しかも四季醸造ということは基本的に一年中休みがないということ(!)です。
 奥様と二人三脚で、一回600Lのタンクを使用した極小仕込で酒造りを行っています。
 しかし、その忙しい中でも蔵見学を受け入れているとのこと。
 仕込みの日程によっては見学できない日もあるそうですので、必ず事前に申し込みをするようにしましょう。

八百新酒造 株式会社



URL http://www.yaoshin.co.jp/
住所 山口県岩国市今津町3-18-9
電話 0827-21-3185
主要銘柄 錦乃誉、雁木 

 微生物との対話のなかでの酒造りをするため、徹底した少量仕込にこだわる蔵元です。
 1950年代には、伏流水を仕込み水としている錦川の上流にダムができた関係で、満潮時に河口付近で海水が逆流、井戸水にも塩分が混ざって使用できなくなるという事件も起きましたが、蔵から離れた上流まで良水を汲みに行くことでこれを克服。
 その際に、いつも当然だと思っていた水の恵みも実はとても貴重なものである、ということを再認識し、錦川水系への想いを込めて「錦乃誉」という銘をつけたとのこと。
 そして2000年、新しい伝統をスタートさせるため、世代交代したスタッフの造るお酒に「雁木」という新しい酒銘をつけ現在に至ります。
 HPでは、酒造りの様子を各パートごとに動画で見ることができます。

有限会社 堀江酒場



URL http://horiesakaba.com/
住所 山口県岩国市錦町広瀬6746-1 
電話 0827-72-2527 
主要銘柄 金雀、清流錦川 

 1764年創業、250年以上の歴史を持つ蔵元です。
 通常のラインナップのほか、地元を走る錦川鉄道の前身旧国鉄岩日線開通50周年を記念し、車両型ボトルに吟醸酒を詰めた「錦川清流線ボトル(NT3000形)」シリーズや、地元で栽培された黒米を使用したお酒「黒まいん」など、地域に密着した個性的なお酒も販売しています。

村重酒造 株式会社



URL http://kinkan-kuromatsu.jp/
住所 山口県岩国市御庄5-101-1 
電話 0827-46-1111 
主要銘柄 金冠黒松 
村重1

 日本一大きな酒林「大杉玉 玲瓏」を持つことで有名な蔵元です。
 この酒林に使用する杉の葉は4tトラック10台分にもなるそうで、さすがに毎年架け替えることはせず、お酒の出来上がりや熟成のサインというよりは観光名所としてつくられたようです。
 酒銘は、黒松が古来より結婚式などのお祝い事に必ず飾られた木であった事から、このお酒を飲むことによってしあわせが訪れるように、という願いを込めてつけられたとの事。
 国内、国外の様々なコンクールで賞を取っており、けして話題づくりだけではないその実力の高さが伺えます。

株式会社 山縣本店



URL http://www.yamagt.jp/
住所 山口県周南市久米2933 
電話 0834-25-0048 
主要銘柄 かほり、毛利公 

 ニューヨークで行われた日本の国連大使公邸での和食イベントでも飲まれるなど、海外でも活躍する蔵元です。
 日本酒のほか、地元のさつまいもを使用したこだわりの焼酎や梅酒、リキュールなども販売しています。

永山酒造 合名会社



URL http://www.yamanosake.com/
住所 山口県山陽小野田市厚狭367-1 
電話 0836-73-1234 
主要銘柄 山猿、男山 

 より良い水を求めて蔵を移動したり、一度は自動化した麹室を再度手作業に改めるなど、品質重視の試行錯誤に手を抜かない蔵元です。
 通常のラインナップのほか、全国でも珍しい40年貯蔵の超長期熟成古酒なども販売しています。
 また、日本酒のほかに焼酎やワインも製造しており、ワイナリーでは工場見学も受け付けているとの事です。

中村酒造 株式会社



URL http://www.takarabune-hagi.com/
住所 山口県萩市椿東3108-4 
電話 0838-22-0137 
主要銘柄 宝船 
中村1
中村2

 1902年に創業し、100年を超えて地酒を醸す蔵元です。
 全国新酒鑑評会で3度の金賞受賞を経験しており、年間約200石ほどの小造りながら高評価の酒造りを行っています。

八千代酒造



URL http://www.e-hagi.jp/~yatiyo/
住所 山口県萩市吉部下3306 
電話 08388-6-0221 
主要銘柄 八千代 

 自社田で減農薬栽培した山田錦を使用して大吟醸を醸す、こだわりの蔵元です。
 やまぐち桜酵母で醸した純米酒などのほか、通常の三段仕込にもう一段加えた「四段仕込」の純米酒やにごり酒も販売しているとの事。
 四段仕込のお酒は甘口のかなり濃い目の味わいになるので、ロックでいただくことをお勧めしているようです。
 普通のお酒とはちょっと違う味わいですので、一度試してみてはいかがでしょうか。

株式会社 永山本家酒造場



URL http://www.domainetaka.com/
住所 山口県宇部市車地138
電話 0836-62-0088
主要銘柄
永山1
永山2

 定番酒から季節限定酒、山廃仕込まで、全て純米酒のみを醸す蔵元です。
 現在は国内各地での販売はもちろん、アジアやヨーロッパ、オーストラリアなど海外の特約店への輸出も積極的に行っています。
 海外諸国におけるワインのように、その土地、その風土でなければできない個性ある酒造りを目指しているとのことです。

大嶺酒造 株式会社



URL http://www.ohmine.jp/
住所 山口県美祢市大嶺町奥分2505 
電話 0837-52-2521 
主要銘柄 Ohmine 

 戦後、経営状態の悪化から休醸していましたが、半世紀以上を経て大きくリニューアルし2010年に再起を果たした蔵元です。
 デザイナーによる日本酒とは思えないスタイリッシュなボトルを使用し、主に海外に向けた展開をしているようです。
 山田錦と「弁天の湧き水」を使用して仕込まれた大吟醸は、白桃のような香りと甘さをもった口当たりが特徴との事。
 アメリカ・ニューヨークを中心に世界各国で販売されており、日本政府主催の晩餐会で飲まれるなど、話題性と共に高い評価を得ています。

金分銅酒造 株式会社



URL http://www.kinfundou.com/
住所 山口県下松市末武上1202 
電話 0833-44-8605 
主要銘柄 金分銅、幾山河 
冨永酒造 株式会社



URL https://www.facebook.com/tominagashuzou
住所 山口県周南市櫛ヶ浜西本町72 
電話 0834-25-0345 
主要銘柄 富久寿 
下関酒造 株式会社



URL http://www.sekimusume.co.jp/
住所 山口県下関市幡生宮の下町8-23 
電話 083-252-1877 
主要銘柄 関娘、海響 
山城屋酒造 株式会社



URL http://www.sugihime1.com/
住所 山口県山口市道場門前2-1-7 
電話 083-922-5757 
主要銘柄 杉姫 
金光酒造 株式会社



URL http://www.santouka.com/
住所 山口県山口市嘉川5031 
電話 083-989-2020 
主要銘柄 山頭火 
岩崎酒造 株式会社



URL http://www.fukumusume.jp/
住所 山口県萩市東田町58 
電話 0838-22-0024 
主要銘柄 長陽福娘 
有限会社 岡崎酒造場



URL http://www.chomonkyo.com/
住所 山口県萩市川上464-1 
電話 0838-54-2023 
主要銘柄 長門峡 
中村1
中村2