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海外に日本酒を広めるために
海外で日本酒への関心が高まり、本当のおいしさを知った人々がリピーターとなってじわじわとマーケットが広がってきているとはいえ、国外のほとんどの人々にとって日本酒の味わいは未知の味覚です。
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洋酒に合う濃厚な味わいの日本酒
和食でも、地域や文化によって郷土料理の味わいは大きく違っており、薄い味付けで素材を生かす地方もあれば、醤油やみりんを多用してこってりとした味わいの料理を楽しむ地方もあります。しかし、それでも世界的に見て和食が「薄味の」「さっぱりとした」料理であることは間違いありません。
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ワインとの共通点のあるお酒造り
2015年現在、日本酒をもっとも輸入している国はアメリカ合衆国です。その後に近隣アジア諸国が並び、ついでヨーロッパ、東南アジアやオーストラリアとなっています。
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日本酒らしさ
食事に合わせたりワインとの共通項を持たせたりしても、結局日本酒はその国固有の、飲みなれたお酒そのものにはなれませんまた、日本酒の輸出が本格的になってからすでに何十年も経っており、特徴や味わい方になれた人々にとって入門用の飲みやすいお酒だけでは物足りないものと感じられてしまうかもしれません。
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その他の戦略
お酒は単なる飲み物ではなく、歴史や生活に根ざした文化の一つです。世界中を見回すとさまざまな異なった文化があり、人々は時に我々日本人とはまったく違った価値観や規律に基づいた社会のなかで生きています。