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コラボ商品の開発

 切り口を「日本酒」から離して、別方向に切り替えた商品も多く発売されています。
 その中でも際立っているのが、アニメやマンガ、鉄道、地元の観光資源などとのコラボ商品です。

 もともと、地元出身の著名人や歴史上の人物、出来事とコラボレーションしたりモチーフにしたお酒は昔から多く開発され、お祭りなどのイベントや町おこしなどで使用されてきました。
 旅行先のお土産屋で、その地域をアピールするようなボトルを見られた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 そして最近ではそこからさらに一歩進めて、地域や歴史で関連性のある作品とのコラボをした商品が出てきています。

 たとえば、かつて著名な戦国武将の領土だったり合戦地になった地域では、戦国を舞台にしたゲームやアニメのラベルを持ったお酒が販売されています。
 また、鉄道ファンに向けては、地方の小さな路線を応援するためのグッズとして、その路線の名前や有名な景色をラベルにあしらったお酒もあります。

 なかには、蔵元自身がコスプレイヤーであり、特に作品に日本酒との接点がなくともグッズのような視点で結びつけて商品化してしまう白糸酒造のような変わったも。この場合は、日本酒側からというより作品のファンの側に立った商品作りかもしれません。
 全体として、蔵元の「地域に対する愛情」「作品に対する思い入れ」などが強いケースが多いように思います。
 これらは、もともと日本酒を飲まない、知らない層に対しても商品の存在をアピールでき、今まで日本酒に触れる機会のなかった人々の新しい導入として機能しているのです。