地域特性 印刷する

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関東地方1

 関東地方は、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川に山梨を加えた一都七県です(本来、山梨県は中部地方、もしくは甲信越地方ですが、ここでは首都圏の括りに合わせています)
人口が集中する首都圏を含む地域ですが、意外と自然は豊かで、富士山、丹沢山系、赤城山、筑波山などの山地からの恵みである湧き水、鬼怒川や利根川、那珂川、玉川上水などの伏流水などが仕込み水として利用されています。

関東地方2

 江戸時代に、江戸から他国へ通じる大きな街道が整備された関係から、地主が力をつけ酒造業を始めるケースや、藩が宿場町を開発しそこで開業するケース、また関西や新潟方面から行商に来た商人が居ついて商売に成功し地主化するなどのパターンが多かったようです。
 かつては日本三大杜氏越後杜氏南部杜氏が、寒造りの季節だけ出向してくることがほとんどでしたが、近年では後継者育成と差別化のために蔵主や社員で酒造りをする蔵元も多く、今世紀に入ってから新しく地元の杜氏(下野杜氏)の認定を始めた栃木県のように新しい取り組みに着手する自治体もあります。
 東京近辺には近年日本中の地酒が集まるようになり、地元だけで消費されているようなごく小さな蔵以外のあらゆる銘柄を見ることができます。
 地元の消費が先細りになりつつあった蔵元が、首都圏での販売で大成功して一気に有名銘柄となるケースなども目立つようになってくるなど、今後の日本酒業界の方向性を握っている地域とも言えそうです。

関東地方3